アシナガバチはスズメバチ科の蜂であることから、攻撃をしかけてくる可能性はゼロではありません。そして、その針や毒も強力で、痛みや人体への影響も著しいです。
そのアシナガバチに刺されないためには、どうすれば良いのか。その対策を考えてみました。
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服装や身だしなみで注意をすることは?
黒などの濃い色の服には注意
アシナガバチに刺されないようにするためには、黒などの濃い色の服を着ないことがポイントです。
なぜ黒系はダメなのか。その理由は、アシナガバチは濃い色を識別しやすいため、攻撃対象として認識されやすくなるからです。これはアシナガバチだけに限らす、その他の蜂にも該当することです。
アシナガバチに気づかれないようにするためには、できるだけ白などの薄い色の服を着るようにしましょう。また、髪の毛の黒についても認識されやすいため、帽子を被るなどが対処法の一つとなります。
強い匂いがしないようにする
アシナガバチが攻撃対象として認識する要素としては、見た目だけではなく匂いも含まれます。ですので、匂いについても気をつけておかなければなりません。
人が匂いを発する原因としては、香水をかけていたり、匂いのきつい食べ物を食べた後などが考えられます。このような条件に該当していると、たとえ薄い色の服を着ていたとしても、蜂に攻撃対象として見られやすくなります。
アシナガバチに襲われるような環境や、家の近くに巣ができているという状況であれば、できるだけ自分の体や服に匂いがつかないように気をつけておきましょう。また、蜂の匂いをかぎ分ける能力はとても高いため、遠く離れた場所からでも自分の存在を察知されてしまうかもしれません。
家の構造上、気をつけるべきポイントはないか
軒下やベランダは巣を作られやすい
アシナガバチは巣を作る上で、一定の条件が満たされた場所を好みます。その条件の例としては、風通しが良く、できるだけ雨を防ぐことができ、地面から離れた少々高い場所などが挙げられます。
これらの条件を満たす場所として、家の中ではベランダや軒下があります。そのため、これらの場所はアシナガバチが巣を作っている可能性が高いと考えて、注意をしておくべきです。
アシナガバチが巣作りを行い始める春から夏にかけては、ベランダや軒下を点検しておくのも、刺される被害を防ぐためには重要な対策です。
庭や近くに木がある家も要注意
家本体の構造だけではなく、家が立っている環境についてもアシナガバチが営巣をしている可能性があります。その環境として、自宅の庭や家から近い場所に大きな木があれば、アシナガバチに注意が必要です。
先述したアシナガバチが巣を作りやすい条件として、木もそれを満たすことがあります。それゆえに、木が近くにあるとそこに巣を作っていたり、その巣から分離した群れが自宅に巣を作りやすくなることが考えられます。
アシナガバチから自分を守る上では、家に巣が無かったとしても、その周囲の環境まで目配せする意識が大切です。
その他のアシナガバチの注意点まとめ
巣には近づかず威嚇行為をしない
どのような動物でも、無害な者に対しては攻撃をしかけてくることは少ないです。それはアシナガバチにも当てはめることができます。
アシナガバチに刺されないようにするためには、まず巣に近づくことは避けましょう。近づくと、巣を襲おうとしている敵だと認識されてしまうからです。そしてアシナガバチ単体に対しても、攻撃をしかけるなどの威嚇行為をするのもやめた方が良いです。
穏やかな性格であるアシナガバチですから、こちらが身を引く姿勢でいれば、襲われるリスクを減らすことができます。
蜂駆除スプレーを常備しておく
アシナガバチが襲ってこないように注意を払っていたとしても、時として攻撃をしかけてくることもあるかもしれません。そのような時は、撃退策を用意しておくことも大切です。
アシナガバチの撃退策として一番有効なのは、蜂駆除スプレーの使用が考えられます。このスプレーには、蜂を弱らせる成分が入っているため、噴射することによって蜂の動きを弱くしたり息の根を止めたりすることが可能です。
蜂駆除スプレーについては、ホームセンターや大きいスーパーマーケットなどでも売っていますので、手軽に手に入れることができます。あらかじめ使い方などを確認しておき、もしもアシナガバチに襲われそうになった時は、すぐに使えるように準備しておきましょう。
その他の対策関連の話はこちら → アシナガバチに刺された時の体験談
まとめ
アシナガバチはスズメバチよりも攻撃性は低いと言われています。ですが、その生活圏が人間の生活圏とも被っていることもあり、悪意がなくともアシナガバチを刺激して刺されてしまうという事案が多く出ているのも事実です。
自分の身は自分で守れるように、アシナガバチの特徴を理解した上で、適切な対策を取れるようにしてください。